ChromeOS で他の GNU/Linuxディストロ を使う手段はいくつかあるが、croutonを利用するのが一番手軽だと思う。
crouton は ChromeOS で chrootを使い他のディストロを使うようにできるソフトウェア。デュアルブートと違い ChromeOS の上で動作させるため、ChromeOS の利点を活かしながら他のディストロを使うことができ、下準備として必要なのは ChromeOS を開発者モードで起動させておくだけなのでとても簡単に使い始められる。またデフォルトではフルスクリーンでディストロと ChromeOS を行き来することになるが、crouton-integrationを使うことでディストロを小窓で使うことができるようになる。VirtualBoxなどを使っているのと似たような感覚で便利だ。
インストールの仕方は READMEに全て書いてあるのでそちらを見てもらうとして、crouton-integration を使う場合はインストール時の target
オプションに xiwi
を追加する必要がある。またデフォルトでは apt のリポジトリにミラーが使われず非常に遅いので mirror
オプションに日本のリポジトリミラーを指定しておくとインストールが早く終わる。あと必要に応じて e
オプションを利用して chrootを暗号化しておくことができる。USB メモリなどにインストールする場合紛失すると怖いので暗号化しておくと良いと思う。
$ sudo sh crouton -r trusty -t xfce,audio,keyboard,extension,xiwi -m http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/ubuntu/ -e
croshで日本語さえ入力できればそもそもディストロを使うことなく開発環境を整えらそうだったけど、修正される見込みはなさそう。ともあれ今後は Ubuntuをいじっていくことになった。